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暑かった夏に|保育の窓

 夏デイリーの間はプール活動がメインになり、一斉、当番、教具などの活動がなく、普段以上に子ども同志が仲間を作って遊ぶ時間が多くなりました。年齢により異なりますが、やま組でもまだまだ自分の思う通りにオモチャを使いたい、思いを通したい年齢です。しかし集団の中で自己中心だけでは通用しない事も自分で少しづつ感じていきます。保育士はできる限り見守り、声の大きい子、口調や力の強い子が好き勝手にするのではなく、一人一人が自分の思いを十分表現出来ているかを大切にして、内容を把握するようにしています。

 朝園庭は、八割程、木陰になり、沢山の虫捕り体験が出来ました。蝉が木にとまっているのを見つけると、網を持ち声を顰めてそーっと近づき、蝉のちょっと下に網を近付け被せると、網の中に上手く入る事を学んだり、上手く獲れず「アッ、オシッコかけられた!」も経験しました。虫捕り網は2本しかなくどうしても取り合いになります。しかし何分で交代するとか、何回で交代するとかのルールは昔から無く、見つけてから網を取りに行く事は指導していますが、守れない事もよくありました。それでも上手く折り合いをつけて、怪我もなく日々過ごせることができました。大人が滅入ってしまうようおな暑さでさえ、生きるパワーにできる子どもの姿に未来の希望を感じました。

 令和六年の夏は暑かった!しかし熱中症になる子も無く、元気に過ごし友達といっぱい関わり、日に焼け一段成長し、秋に向かっています。秋は芸術、スポーツ、食欲と、いい時期です。いろいろな環境を準備して、わくわく、ドキドキ楽しく過ごしたいと思います。